中1国語で学習する”蓬莱の玉の枝”の原文、現代語訳、現代仮名遣い、重要語句をまとめました。
まずはその①
原文
今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。 野山にまじりて竹を取りつつ、 よろづのことに使ひけり。 名をば、さぬきのみやつことなむいひける。 その竹の中に、もと光る竹なむ一筋ありける。 あやしがりて、寄りて見るに、筒の中光りたり。 それを見れば、三寸ばかりなる人、 いとうつくしうてゐたり。
現代語訳
むかーしむかし竹取の翁と呼ばれる人がいた。 野山にはいって竹をとって、いろんなことに 使っていた。その人の名前は さぬきのみやつこ といった ある日竹をとっているとその竹の中に、根元が光る竹があった。 不思議に思って、寄って見てみると、筒の中が光っている。 それを見ると、9センチ位の人がとてもかわいらしく座っていた。
重要語句
よろづのこと→いろいろなこと
あやしがりて→不思議に思って
いと→とても
うつくし→かわいい
ゐたり→座っていた