中学国語 杜甫の『絶句』のプリントです。
漢文には
五言絶句→一つの句が五文字で四句で形成しているもの。
七言絶句→一つの句が七文字で四句で形成しているもの。
五言律詩→一つの句が五文字で八句で形成しているもの。
七言律詩→一つの句が七文字で八句で形成しているもの。
があります。
絶句には起承転結があります。
それぞれ
起句 承句 転句 結句 に分かれています。
このプリントでは有名な杜甫の『絶句』を解説しています。
※以下 春暁の 原文 書き下し分 現代語訳になります。
江碧鳥愈白 江は碧にして鳥は愈よ白く(こうはみどりにしてとりはいよいよしろく)
川は青色で、鳥はいっそう白く見える。
山青花欲然 山は青くして花は燃えんと欲す(やまはあおくしてはなはもえんとほっす)
山は青々としていて花は燃えているように赤く見える
今春看又過 今春みすみす又過ぐ(こんしゅんみすみすまたすぐ)
今年の春もみるみるうちに過ぎてしまった
何日是帰年 いづれの日にかこれ帰年ならん(いづれのひにかこれきねんならん)
いつになったら故郷に帰れる日がくるのであろう
押韻(おういん)・・・同じ響きの言葉を句の最後に置くこと
※五言絶句では、第2句末と第4句末に使われます。
この句では 然(ねん) 年(ねん)