小学生国語で学習する漢字の成り立ちにおいてまず
象形文字
指示文字
会意文字
形声文字
の4種類の分類を覚えましょう。
これらを分類するときにはまずその漢字が
分解できるかできないかに分けましょう。
分解できないものが
象形文字
指示文字
分解できるものが
形声文字
会意文字
になります。
分解できないものの中でさらに象形文字と指示文字の見分け方として
形を表しているもの
が象形文字となります。
具体的な例として、
木 魚 鳥 馬 山 雨 火 日
などがあります。いずれの漢字もそのものの形から漢字ができています。
次に目に見えないものを表したものが
指示文字となります。
こちらも具体的な例として
上 下 一 二 三 中 本 末
などの漢字があります。いずれも目に見えるものではなく状況を表したようなものになります。
※本(ほん)と読むと目に見えるBOOKのように思われますが もと と読む指示文字になります。
本は間違えやすいので指示文字と覚えましょう!!
分解できるものの見分け方として、
同じ読み(音読み)する漢字が含まれているものが
形声文字となります。
具体的には
紙 板 講 姉 河 草 校 型
などがあります。
これらは
紙(シ)=氏(シ)
板(ハン)=反(ハン)
講(コウ)=冓(コウ)
姉(シ)=市(シ)
河(カ)=可(カ)
草(ソウ)=早(ソウ)
校(コウ)=交(コウ)
型(ケイ)=刑(ケイ)
のように元の漢字の音読みとその一部の漢字の音読みが同じ読み方をします。
形声文字が漢字の中で一番多いです。まずは形声文字なのかどうかをチェックしてみましょう。
漢字を二つ以上合わせて別の意味になる漢字を
会意文字といいます。
具体的には、
畑 森 品 岩 鳴 信 男 明
などがあります。
口+鳥→鳴く
人+言→信じる
田+力→男
日+月→明るい
火+田→畑
木+木+木→森
口+口+口→品
山+石→岩
などのように二つの漢字の意味を合わせて漢字を作っています。
それぞれの漢字がどこに分類されるかを分けることができるようにしっかり練習しましょう。
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