合同式とは,割り算の余りに注目した等式のことです。
例えば,11と 6 はどちらも 5 で割った余りが 1 です。
これを,合同式であらわすと
11≡6 (mod 5)
と書きます。
「11合同6モッド5」と読みます。 11 と 6 は 5 で割ると余りは同じですということです。
合同式には以下の公式がありこれらの公式を使って問題を解いていくことになります。
a≡b, c≡ d のとき,a+c≡b+d となります。
a≡b,c≡d のとき,a−c≡b−dとなります。
a≡b,c≡d のとき,ac≡bdがとなります。
a≡b のとき,a^k≡ b^k kは自然数 がとなります。
ではプリントにある例題に挑戦してみてください。
合同式はあまり授業では取り扱われない分野になりますが、私立入試や二次試験で出題されることもありますのでしっかり理解しておきましょう。