短歌
基本的に5音・7音・5音・7音・7音の計31音で構成されます。
押さえておくべき文法事項として
①枕詞 特定の語の前につけて調子を整える。飾りのようなものです。基本5音(特に訳さなくても意味にあまり影響は出ません。)
例)たらちねの→母 ひさかたの→天 雨 月 雲 ひかり など あしひきの→山
②序詞
特定の意味をひきだす、長さはきまっていない。 ※枕詞のながいバージョン。これも長い飾りです。
③掛詞
1つの音で二つの意味をあらわす。 ※ダジャレみたいなもんです。親父ギャグみたいなもんです。
俳句
基本的に5音・7音・5音の計17音で構成されます。
有季定型(季語がある)、無季定型(季語がない)、自由律俳句(文字数にきまりがない)などがあります。
①直喩(ちょくゆ)…~のようにといった例えを使った技法
※例 母は鬼のような顔で怒る。
②隠喩(いんゆ)…~のようにを使わない例えを使った技法。
※例 母は鬼だ
③擬人法…人でないものを人に例える
※例 小鳥が歌う
④体言止め…名詞文を終える技法。
⑤倒置法…「主語」「述語」などの語順を入れかえる技法。
⑥対句法…同じ構成で似た内容の「句」を対にする技法。
⑦反復法…同じ言葉や内容を何度も繰り返す技法。
⑧省略法…言葉を省略する技法。
その他にも
季節を調べるための歳時記
主に『や、かな、けり』などの切れ字なども必須項目なのでしっかり理解しましょう。
俳句の表現技法は詩の表現技法とも同じものが多いのでしっかり覚えましょう。