古今和歌集

古今和歌集を3首まとめてみました。

古今和歌集・・・平安時代初期  技巧的で、繊細優美な歌が多い

①人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける

紀貫之

現代語訳)
人の心はさあどう変わってしまったかわかりません。しかし昔からの懐かしい土地では花が昔のままに香っていることです。

ぞ→ける→係り結び   句切れ→二句切れ

ポイント かわりやすい人の心とふるさとの花を対比させている歌

②秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる

藤原敏行

現代語訳)
秋が来たと目にはっきりと見えるものではないが風の音にはっと気づかされたことがあるよ。

さやかに→はっきりと 句切れ→句切れなし

ポイント 秋の訪れを風によって気づかされるという歌

③思ひつつ寝ればや人の見えつらむ夢と知りせば覚めざらましを

小野小町

現代語訳)
恋しく思い続けながら寝たのであの方があらわれたのでしょうか?夢とわかっていたなら覚めないでいたでしょうに。

や→らむ→係り結び 句切れ→三句切れ

ポイント 好きな人が夢に出てきた。夢がさめてがっかりした様子をよんだ歌

教科書にもでてくる3首なのでしっかりおさえましょう。

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